2013/07/23

パッとしない写真を鮮やかに!photoshopの色調補正チュートリアル

パッとしない写真を鮮やかに!photoshopの色調補正

レベル補正やトーンカーブなどは、photoshopを扱う方なら基本中の基本だとは思いますが、始めた頃はどこから手をつけたら良いか悩んだかと思います。

また画像を補正すると、どうしても劣化してノイズっぽい画像になってしまいます。
今回はそちらの対処方法も併せて、色調補正についてご紹介していきます。

目次

画像の劣化を防ごう

画像を加工する前に、画像の劣化について少し説明します。

画像は、photoshopで補正をかけるとドンドン劣化していきます。
その対処法としては、16bit/チャンネルに変換して補正をかけることです。
補正を加える前に16bit/チャンネルに変換すると、画像の劣化を防ぐことができます。
変換方法は、「イメージ」→「モード」→「16bit/チャンネル」を選択します。

16bitチャンネル

他にも、「調整レイヤー」や「スマートフィルター」を使用するなどの方法もあります。

調整レイヤー

photoshopには、元の画像を変えずに編集結果をレイヤーとして重ねることができる、「調整レイヤー」というものがあります。

実際に使ってみます。

調整レイヤー

この「塗りつぶしまたは調整レイヤーの新規作成」をクリックします。
「明るさ・コントラスト」「レベル補正」「トーンカーブ」「色相・彩度」などの種類を作ることができます。
これを使用することによって、直接画像に補正を加えないため、画像が劣化することがなくなりますので、何度も変更したりすることが可能になります。

調整レイヤー

また、調整レイヤーは上図のようにいくつも重ねて使用することもできます。
この機能はとても便利なので、積極的に利用しましょう。
調整レイヤーを使用すると、追加した調整レイヤーの下のレイヤーすべてに効果がかかってしまうため、ひとつのレイヤーだけに効果を追加したい場合は、クリッピングマスクを使用しましょう。

明るさとコントラスト

こちらは、スライダーを動かすだけで簡単に明るくしたり暗くしたり、コントラストをつけたりできます。
簡単な操作で画像の補正を行うことができます。

●オリジナル画像

オリジナル画像

●加工後

加工後

このように簡単に加工することができます。
しかし、以降に紹介する「レベル補正」では、これと同じことができ、さらに「明るさとコントラスト」ではできなかったRGBごとの補正ができます。
「トーンカーブ」では「レベル補正」よりもさらに細かく補正することができます。

よって、明るさとコントラスト>レベル補正>トーンカーブということになり、「明るさとコントラスト」は初心者向けという位置づけになっています。

レベル補正

レベル補正では「明るさとコントラスト」ではできない、RGBごとの補正ができ、さらにヒストグラム(各カラーの明るさのレベル別にピクセル数をグラフ化し、画像内のピクセル分布を示したもの)を表示しながら作業を行うことができます。

レベル補正

画像の3つの▲をスライドして調整します。
左から、「シャドウ」「中間調」「ハイライト」のスライダーになります。

  • ・シャドウを右にスライドすると、暗い部分がさらに暗くなる。
  • ・中間調は、右にスライドすると暗くなり、左にスライドすると明るくなる。
  • ・ハイライトを左にスライドすると、明るい部分がさらに明るくなる。

これらを使い分けて、色合いの調整を行います。
RGBごとの設定もできるので、赤を強くしたい場合には、レッドのハイライトを強くしたり、グリーンのシャドウを弱くするなど、使いこなすのは少し難しいですが、細かい調整をすることができます。

トーンカーブ

上でも書きましたが、「明るさとコントラスト」でできることは「レベル補正」で可能であり、「レベル補正」でできることは「トーンカーブ」で再現することが可能です。

「トーンカーブ」では、「明るさとコントラスト」や「レベル補正」では出来なかった、微妙な調整ができるということです。
色調補正をするなら「トーンカーブ」は是非覚えておきたい機能です。

それでは実際に使ってみましょう。

オリジナル画像

少し暗い印象ですね。
こちらの画像をトーンカーブを使って明るくしていきます。

「イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」または調整レイヤーから「トーンカーブ」を選択して下さい。

トーンカーブ

するとこのようなウィンドウが開きます。

45度に傾いた直線があります。
これをカーブ状に変形させることで、明るさ、コントラスト、色調の補正が出来ます。

基本的な使い方としては、カーブを上へもっていくと画像は明るくなり、下へもっていくと暗くなります。

実際に使ってみましょう。

●明るく

明るく

カーブを上にもっていくと明るくなります。

●暗く

暗く

カーブを下にもっていくと暗くなります。

●コントラストを強く

コントラストを強く

ポインタを3点つくり、左のポインタを下にもっていき、右のポインタを上にもっていくことで、コントラストを強くすることが出来ます。

●コントラストを弱く

コントラストを弱く

強くする場合とは逆のS字カーブを作ります。
するとこのようにコントラストを弱くすることが出来ます。

トーンカーブは少し難易度が高いので、初めは苦戦すると思いますが、まずは色々試してみて覚えることが重要です。
「明るく」「暗く」「コントラストを強く」「コントラストを弱く」この概念をしっかり覚えておけば、後はこの応用です。

まとめ

●加工前

加工前

●加工後

加工後

加工前と加工後の比較です。
このように雰囲気がガラッと変わります。
補正はやりすぎてしまうと不自然になってしまいますので、注意して加工を行いましょう。

冒頭でも述べましたが、色調補正は基本中の基本です。
photoshopを扱う方なら必要な技術ですので、是非覚えておきましょう。