2013/10/25

Linux入門!システムの基本と操作方法

Linux入門!システムの基本と操作方法

前章に引き続きLinuxの基本システムと操作方法の説明をします。

Linuxはある程度の事を覚えればヘルプを活用しながら自由に操作出来るようになります。

Linuxのテスト環境が整ってない方は、前回の記事「Linux入門!仮想マシンの構築とコマンドの入力の仕方」を参照して下さい。

目次

Linuxについて

Linuxには企業向け、個人向け、古いPC向けなど、用途に合わせてたくさんのディストリビューション(ソフトウェアパッケージ)があります。

ディストリビューションは大きく以下の3つに分ける事ができます。

  • ・Red Hat系
  • ・Debian系
  • ・その他

Linuxはサーバースーパーコンピューターで多く使われていますが、近年では家電の制御デスクトップクライアントとして使われるケースも増えてきています。

無償の物も多くコストが安かったり、オープンソースなので透明性が高いのが強みです。また、軽量ディストリビューションもたくさんあるので古いPCでも快適に動作します。

ユーザー

Linuxはネットワークを介して複数のユーザーがシステムを同時に利用しても問題が発生しないように設計されています。

Linuxのユーザーは以下の3種類に分けられます。

1. 管理者ユーザー

スーパーユーザーrootユーザーとも言われます。すべての権限があり、システムを書き換える事もできます。

ちょっとした操作ミスでシステム全体を破壊してしまう恐れもありますので、管理者ユーザーでのログインは最小限にとどめておいてください。

2. システムユーザー

システムプログラムを動作させるためのアカウントです。通常の作業をする場合はシステムユーザーでログインせずに一般ユーザーでログインして下さい。

3. 一般ユーザー

専用の場所が提供され制限の範囲内で自由にシステムを利用できます。前章「Linux入門!仮想マシンの構築とコマンドの入力の仕方」で作成したユーザーはこの「一般ユーザー」でした。

一般ユーザー

Linuxのコマンド

ここからは前章の環境を引き継いで説明して行きたいと思います。

LinuxのユーザーインターフェースはウインドウやアイコンなどがあるGUI(Graphical User Interface)と、文字だけの画面でキーボードからコマンドを入力して操作するCUI(Character-based User Interface)があります。

CentOSはGUIの機能を実現するソフトウェアが同梱されていますがLinuxではCUIでの操作が基本となりますのでプロンプトの操作に慣れておきましょう。

Linuxにログインしてプロンプトを表示させて下さい。

プロンプト起動

プロンプト

表示されている文字は

[ユーザー名@ホスト名 カレントディレクトリ]ユーザーレベル

と並んでいます。

ユーザーレベルは、$が一般ユーザーで、#は管理者ユーザーです。

前章では

[shimizume@localhost ~]$ cal

と入力してカレンダーを表示させました。

今度は

[shimizume@localhost ~]$ cal 2013

と入力して下さい。

2013年カレンダー

2013年のカレンダーが表示されました。

次は

[shimizume@localhost ~]$ cal -3 2 2012

と入力して下さい。

三か月分のカレンダー

2012」年「2」月を中心に「3」ヶ月分のカレンダーが表示されます。

-3」はコマンドの動作を変える、「オプション」というものです。

このようにLinuxのコマンドにオプションと引数を渡すと複雑な処理をする事ができます。

この他のコマンド

exit プロンプトを終了させます。
cd カレントディレクトリを移動する。
ls カレントディレクトリ内のファイル名を一覧表示。
cp ファイルをコピーする。
less ファイル内容を表示する。
pwd カレントディレクトリの絶対パスを表示させる。

いくつか使ってみましょう。

[shimizume@localhost ~]$ ls

と入力してみましょう。
カレントディレクトリ(今作業しているフォルダ)内のファイル名ディレクトリ名の一覧を表示します。

[shimizume@localhost ~]$ ls
ダウンロード デスクトップ ビデオ 画像
テンプレート ドキュメント 音楽  公開

前章の設定のままならこのように表示されます。

今度は

[shimizume@localhost ~]$ cd デスクトップ

と入力してみましょう。

カレントディレクトリが変更されて

[shimizume@localhost デスクトップ]$  

と表示されます。

次は

[shimizume@localhost デスクトップ]$  pwd

と入力してみます。

/home/shimizume/デスクトップ

絶対パスが表示されます。

プロンプトを終了する時は以下のように入力します。

[shimizume@localhost デスクトップ]$  exit

他にも数千種類のコマンドがあります。

パーミッション

Linuxは複数のユーザーで使う事を前提としていますので、ファイルを作成した時に「ファイルの所有者」「所有グループ」「パーミッション(アクセス権)」が設定されます。

パーミッションは以下の3つの文字で表されます。

r 読み取り可能(Read)
w 書き込み可能(Write)
x 実行可能(eXecute)

それを、所有者グループその他のユーザーの順で並べて表示します。

例)

rwxrwxrwx すべてのユーザーに読み取り、書き取り、実行が許可される。
rwx------ 所有者にのみ読み取り、書き取り、実行を許可する。
--------- すべてのユーザーに読み取り、書き取り、実行を許可しない。

アクセス権は数字でも表記できます。

  • ・rを4
  • ・wを2
  • ・xを1

として、それぞれの合計でアクセス権を表記できます。

例)

rwxrwxrwx 777
rwx------ 700
--------- 000

*管理者ユーザーはアクセス権に関係なくすべてのファイルとディレクトリの読み取り、書き取り、実行ができます。

ファイルの所有者、所有グループ、パーミッションの確認は「ls -l」コマンドで出来ます。

もう一度プロンプトを立ち上げて

[shimizume@loalhost ~]$ ls -l

と入力します。

drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 ダウンロード
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 テンプレート
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 デスクトップ
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 ドキュメント
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 ビデオ
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 音楽
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 画像
drwxr-xr-x. 2 shimizume shimizume 4096 10月 17 02:49 2013 公開

一文字目の「d」はディレクトリのdです。

その後は、パーミッションリンク数ファイルの所有者所有グループファイルサイズ最終更新日時ファイル名、と続いています。

パーミッションの変更ファイルの所有者管理者ユーザーならばchmodコマンドで出来ます。

ファイルの所有者所有グループの変更は管理者ユーザーならばchownコマンドで出来ます。

ヘルプ

Linuxには数千ものコマンドがあるのですべて覚えるのは不可能です。

大抵のコマンドはオプションに「--help」と付けると簡単な説明とオプションの使い方などが表示されます。

[shimizume@loalhost ~]$ ls --help

実行結果の表示は長くなるので割愛しますが、ヘルプが表示されます。

もっと詳しい使い方を見たい場合はオンラインマニュアルを参照します。「man」コマンドの引数にマニュアルを見たいコマンド名を渡して実行します。

[shimizume@loalhost ~]$ man ls

こちらも実行結果の表示も長くなるので割愛しますが、ヘルプよりも詳しいマニュアルが表示されます。

マニュアルは「whatis」「apropos」コマンドで検索する事もできます。

まとめ

簡単にLinuxの使い方の説明をしました。

慣れてしまえばWindowsなどのOSと大きくかけ離れてはいないと分かるはずです。

とても動作が軽い上に複数のユーザーで使用する事を前提としているのでサーバーマシンなどに今後も広く使われていくと思います。